あてなるもの

大人京都人視点日々色々

静かな節分祭

『今年の節分は、2月2日!』

そう聞いたのは、ほんの数日前。

今年の吉田さんへの参拝は、御1日(おついたち)にしようと思っていたので、ホッとした。

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朝8時半、熊野神社前に到着。

いつもの道をいつもの様に吉田山まで歩いた。

緊急事態宣言下…軒並み閉店や節分行事取り止めのビラが張られてる。

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寂しいけれど、まぁ仕方がない。

足を進めながら、今年お参りしたい事を頭の中で、整理する。

感謝と御礼、御礼と感謝…

去年の節分祭から私には、ありがた過ぎるご利益が沢山あった。

そして、この節分祭の直前には念願が叶った。

( このお話は、また別の機会に )

 

9時。吉田山:大元宮様前に到着!

8時からの【疫神祭】が終わってからの参拝になるため、境内で待つ。

中から聞こえる神楽や柏手、鳥の声に耳を澄ませる。『京都新聞』という腕章を付けた記者らしき方のシャッター音まで良く聞こえた。

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待つこと、15分。

白装束の方と黒正装のお役方が出て来られる。『あ!』と声が出そうになったのは、列中に、国会議員の【前原誠司さん】を見つけたから。前原さんは、左京区出身の京大卒。

コロナ禍・国会紛糾・緊急事態宣言の今後も読めない時だからこその参拝?!

やっぱり京都のお人なんやと、勝手な親近感を持った。

階段脇には、立て看板。

『参拝は列にはならず、ご自由にお進み下さい』とのこと。

混雑は全く無し。時間帯のせいか人は少なく・絶妙な間合いで静かな参拝が続く。

私もこの間に乗じて、ゆっくりと心の奥の奥から、ありったけの御礼と感謝を込めてお参りをした。

御守りと人がたのお祓いも、いつもと同じに。

抽選券付の福豆も忘れずに。

おみくじも、普通のと"だるまさん"のと。

混雑がないので、今年は【割符の絵馬】も書いてみた。

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いつもと違う境内の風景。

例年のワクワク感やお祭り気分はないけれど、こうして節分祭に無事に来られた事をみんなが静かに感謝している。

これもまた京都らしい節分だと、そんな空気を感じた時間だった。

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さて、帰り道。

熊野神社前で良い香りが!

新鮮なお野菜に旬の果物がモリモリ、焼き芋まである露店を発見!

熱々焼き立ての誘惑に、大きな蜜芋をお土産にすることにした。

今夜のおかずに小松菜とお揚げの炊いたん

もええかな…と、結局あれこれ買い込んだ。

 

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今日もやっぱり当たりの日!

吉田の節分祭は、いつも良い日だ。

 

大満足のバスの中、

『あの人も、こんなん食べはるんやろか?』

と、ポスターを眺めた。

 

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女正月

再度の緊急事態宣言・感染者急増の緊迫感とは裏腹に、ここ数日の京都は小春日和。

今日15日は、鏡開きの日。

我が家でも毎年、おぜんざいを作る。

無事にお正月を迎えられ、年始の用事が一段落するこの【女正月】の頃になると、ちょっと ほっこりする。

先一昨日は、母の通院日に合わせて     私は連休だった。

何か美味しい物が食べたいね!

という事になり、思いついたのは…

『てっちり』

フグは外で頂くものと思っていたが、

おうちてっちりに、初チャレンジ。

ヒレ酒用のヒレも湯引きした皮も、お魚屋さんが面倒の無いように準備してくれていたので、 助かった。

ぷりんとしたフグに幸せを感じ、食べ進む。

〆のお雑炊の美味しいこと、美味しいこと!

私の場合、これを味わうためのてっちりだと

言い切ってもいい!!

そうそうフグも奮発できないので、予め多めに お出汁を取ってお鍋を済ませ、ざる越しを二度ほど…次のお雑炊用として"至福のスープ"を、冷凍ストックした。

遅番シフトの日、私は夕食が食べられない。

でも、これさえあれば2月の極寒の夜も乗り切れるだろう。

やっぱり美味しい物は、生きていくのに必要 やわ!と、にわかに元気づいた。

後片付けを済ませ、お昼間に調剤薬局:保生堂さんで頂いた『お年賀』を開けてみた。   箱裏には干支飴と書かれていた。

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なんとなんと、可愛いい牛さん達!

おまけに五円玉まで!!

やっぱり、保生堂さんは違うなぁ〜と家族で

和む。

 

なんでもない一日。

自分を取り戻せる時間に感謝しつつ、

少し早めの女正月を心から楽しんだ。

 

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心のポインターが指したのは

この時期恒例はてなブログのお題

#買って良かった2020

今年、私が買って良かったのは…

【ReFa シャワーヘッド】

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【富士新幸 羽毛布団のリフレッシュサービス】

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シャワーヘッドは、QVC

お布団は、SHOPチャンネルで。

どちらも通販。コロナ第一波の頃に買った。

節水とマイクロバブルの洗浄効果…

シャワーヘッドは、コロナを持ち込むもんか!と、遠距離通勤から帰宅した私を浴室に直行 させた。

帰宅→即入浴と、生活パターンも一変。

自動的に同居している家族の生活も全て前倒しになり、我が家の就寝時間も繰り上がった。

結果的に水道代だけでなく・電気代の節約にもなり、万歳だ!

富士新幸さんのリフレッシュサービスは、  ショップチャンネルでは、問い合わせの多い 人気商品。以前からずっと気になっていたのと、羽毛が少し吹き出してきたのでお願いしてみた。

私の羽毛布団は、初めて一人暮らしをした時に、母が持たせてくれた。

25年以上の相棒布団だ。

今では手頃な価格で良い羽毛布団もあるが、 当時はまだ高額品だった。

お布団がそんなにするのか!?と、ギョッとしたものだった。娘の門出にと母が奮発してくれたのだと思う。そんな思い出もあり、手放し難く・買い替えるよりも、このサービスを選んでみた。

作業は、簡単!

送られてくる布団袋に入れて送るだけ。

お布団は解体され、富士山麓からのお水を使って、中の羽毛を洗浄。減った分新しい羽毛を補充・選んだ色の側生地で新たなお布団として縫製して返却してもらえる。

元々ピンクのお布団だったが、今回はブルー系で注文してみた。

(ちょっと『ナウシカ』を思わせる色柄だった)

 

シャワーヘッドと羽毛布団…

毎日の不安を洗い流し、お清め的な?役割を果たし、富士山パワーと家族の想いに守られての睡眠。良きかな、良きかな!

二つの素敵な買物で元気が湧いた。

湧いた元気と安倍の給付金で、サンローランの メガネとヘルノのダウンも新調した。

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コロナ禍ならではの買物と、元気とお金の  循環。これぞ、サスティナブルなのか?

『買物のその先へ』

こんなコピーを思い出しながら、

2021年、新しい幸せな自分を作って行こう!!

と思ってみた。

 

 

 

 

 

オリンピックより身近な、、、

京都の冬のドラマ【全国高校駅伝

都大路をタスキをつないで駆け抜ける、冬の風景。これまでも沢山のドラマが繋がれてきた。学生の頃は私も旗を持って沿道に応援に出たが、社会人になってからは、市バスの運行路線変更に気を取られた。

バスが走る道を高校生が走り、TV中継には走者の背景に市バスが映りこむのが、この駅伝。

今日はたまたま、この駅伝の日!

御所南に"お使いもの"のチョコを買いに出かけた。この辺りは13時前に男子駅伝の中継地点となる。学生や運営本部のスタッフが打ち合わせの途中のよう。

走る方も走らせる方も一体となっての大舞台。

京都は道が狭いため、すぐ目の前で選手を見る事ができる。

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冬晴れの都大路を、学生達が駆け抜ける!!

guts fight!!

 

 

はやぶさ2

が付けば、明日の暦は大雪。

京都では紅葉が終わり、お正月支度に

かかり出す。

通院の付き添いや、私の体調についての

会社との話し合い…色々くたびれて

11月は、あっという間に過ぎて行った。

遠距離通勤とストレスによる逆流性食道炎

今年の夏は体重が42キロを割り込み、

クロワッサンにアイスクリームを乗せたり

して、無理矢理食べた。

50代での大幅な体重減は、骨粗鬆症に繋がるとのこと…骨自慢の私でも医師から心配されたからだ。夏の疲れが出る頃なのでと注意を促された矢先、秋口からは血尿に悩んだ。

原因は『日和見感染症

免疫力が落ちる事により、体内の常在菌の活動が変化して悪さをするそう。

ちょっと文学的な名前が秋に合うやん!と

変な感心をしていたが、身体はきつかった。

結局、上司との話し合いではラチがあかず、

産業医に繋いで欲しいと申し出た。

 

リモートで東京の産業医との面談。

『もうそんなに真面目に頑張らなくてもいいのよ。 適当にやんなさい。適当でいいのよ!』

上司と私のやりとり・一連の流れをお話しした後、産業医の先生からこんな風に言われた。

会社への意見書にも、しっかりと的確な対処法を織り込んで下さった。

 

この数日【はやぶさ2】のニュースにそわそわしながら、自分に重ねた。

初代はやぶさ並みに満身創痍の身体だが、

はやぶさ2のように、今期もミッションを果たしている。

JAXAチームの見事なオペレーションがあってこそ、困難を乗り越えて、はやぶさ2は仕事をやり遂げられた。

 

定期入れに付けているNASAのキーホルダーのプリントが消えるまでに、私も京都へ帰還したいものだ。

 

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船岡温泉

マンションの管理会社のご配慮で、      排水管の大掃除がうちだけ前倒しになった。

やれやれと、翌日は母と鞍馬口通りにある

【船岡温泉】に出掛けた。

温泉と名がつくが、京都では老舗の趣ある銭湯。京都人は元より、観光客・銭湯通など、 みんなに愛されている。

夜10時半、母とタクシーに乗って向かった。

タクシーの運転手さんに『船岡温泉まで』と

告げるだけで、細かな道の説明はいらない。

ピークの時間は過ぎたようで、女湯はガラガラ。脱衣所に入り、脱衣籠を出す。

ここには、昔懐かしい銭湯のお道具やお作法が今も残っている。

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久々にかわいいタイルと見事な欄間を眺めていると、なんだか視線を感じる。

母は脱衣所の椅子に座っているし…後ろを振り返ってみると、優しそうなおばあちゃま。

お風呂上がりで、お着替え中。

会釈して前を向こうとすると…

『おねえちゃん、かいらしいね〜。大学生?』

と話しかけられて、びっくりした!!

え?誰?私?! 嘘〜。でも私しか居ない。

『え、、、いや、あの50歳過ぎてます』と

モゴモゴしながら、答える私。

『そうなん?!かいらしなぁ〜。おばあちゃんは、83やで〜』

なぜだか?おばあちゃまは、まるで小さな子供でも見るように、目を細めて嬉しそう。

横で聞いていた母も笑いながら会話に加わる。

おばあちゃまはニコニコされ、三人で楽しくお喋りをした。寒い夜だからか、下履きを何枚も重ねながらお着替えを完了されると、何回も手を振って帰られた。

大学生に見えた事・かわいいと言われたのは、髪型のせいやろねぇ〜と、母と確認し合った。

実はこの夏、私はカリカリに痩せて貧相に見えるため、髪型をマッシュルームに変えていた。手入れも楽で、カジュアルからモードまで色々なスタイルにもしっくりくる。

イメチェンはなかなか好評だったが、30歳も若く見られるとは…マッシュ恐るべし!!

パタゴニアのボアのアウターとデニムの組み合わせも若く見えたのだろう。

湯冷め防止には、パタゴニアは欠かせない。

銭湯ならではのコミュニケーションを楽しみ、

母の背中を流してプチ孝行。

とても良い夜になった。

帰り際、外に出ると、金木犀の香りがした。

船岡温泉の門の両側の植え込みからだ。

小学生の頃、金木犀の花びらを集めて帰った事を急に思い出した。ちり紙に包んだ金木犀を、自慢げによく母に見せたものだった。

 

レトロでホッと…

船岡温泉の薬効とは " 心の芯も温める "

こんな出来事なのかもしれない。

 

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京都タワー大浴場

遠距離通勤が始まって、この秋で丸2年。

難波の職場を出る時、自宅に電話をするのが

日課になっている。

帰り道での買物がないか?

何か変わった事は無かったか?

駅に向かう小走りの中、母に電話をする。

この日、電話口の母からは

『浴室の排水管の流れが悪くなっている』  という、残念情報。

新築で入居したマンションも20年経ち不具合が出てきたよう…うちだけでなく・マンション全体の排水管の点検が必要との事だった。

京都に向かう電車の中で少し考え、お風呂に 入って帰る事にした。

思い出したのが、【京都タワー大浴場】

昔、職場のおじさん達から聞いた事があった。

文字通り、京都タワーのビル地下にある   大浴場だ。

京都駅地下街:ポルタの無印良品で入浴グッズを買い、タワーへ向かった。

地下3階、階段をどんどん降りて行くと…

理髪店の横に、券売機発見!

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入口は、こじんまり。

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スーパー銭湯的な要素は無く・住宅街の銭湯風。会社帰りのOLさん、学生さん?など   若いお客さんが目に付いた。

お風呂場に入ると、空いていた。

駅前の大浴場。他府県の方からすると、別に珍しくもないかもしれないが…

『子供の頃から見ていた京都タワーの下で、  お風呂に入る』

私からすると、なんとも不思議な組み合わせ。

夢の中に出てくるような、非日常感?!

大きな湯船で温まりながら、ちょっと面白く なった。

 

良いお湯だったと、ポカポカ気分で帰りの階段を上ると…どこからとも無く、焼肉の香り。

近所の雑居ビルから、おいで〜おいで〜と

言わんばかりに漂ってくる。

都会のオアシス?

おじパラ?(おじさんのパラダイス)

アフター銭湯の楽しみも満載!

京都タワー大浴場の世界は奥深いようだ。

 

思いがけない展開だけど…

こんな一日の締め括りも悪くないか!と、  元気が出た。

明日のお風呂は、どうなるのか?

バスに揺られながら、少しのワクワクと困惑で、居眠りをした。

 

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