あてなるもの

大人京都人視点日々色々

日経で、スケール感を買う

秋の夜長、読書の季節です。

(私は、もっぱら寝落ちばかりで…。)

夜の読書も気になるものの、今日は朝の読み物【日経新聞】について。

朝の通勤電車内、15分〜20分の間で私は日経新聞を読んでいます。

デジタル版ではなく・紙の新聞。この頃では、紙のめくれ具合で湿度がわかるほどに。

先日、隣の座席の大学生?がマーカーを使ってビジネスワードをノートに書き写していました。一般紙も2紙取り出し、とても熱心に。

彼は将来大成するかも?と、シゲシゲと眺めてしまいました。

どこから読むか・何を求めるかは、読者の数だけ、流儀があるのでしょう。

私の一番のお気に入りは、『広告欄』

東急リバブルの不動産広告が、大好き。

マンションの一棟売り:億単位の値段が記載されている、あれです。

1億、3億、20億とズラっと物件紹介が載っています。

その次に好きなのは業界誌の広告。

畜産やロジスティックなど、専門誌の紹介です。ある日は、ニッチなお商売の広告を見つけることも…かっこいい “サイン”を考えてくれる会社だそうです。ローマ字や花押(かおう)のようなサインを数種類と、書き順指導のDVD付き。

同族企業だけに絞ったセミナーの広告も見つけた事があります…血縁ならではの問題があるのでしょうか?

こんな広告を眺めていると、会社経営者や大きな資産を持っている人の視点で、あれこれ想像します。私の場合、買物相談やアテンドの活動を始めていこうと考えているので、とても勉強になります。

クライアントが億万長者ということはあり得なくとも、価格感や価値観を養う事は、やはり重要です。

若い頃はものを知らなかったので、新聞の内容をただ読み込む・知識を増やすという義務感ばかりだったように思います。外資企業に転職した頃からか、為替や世界情勢、金の相場にも興味を持つようになりました。

細かな記事や欲しい情報は、今や検索サイトでいくつでも取得できます。

それよりも、世の中全体のスケール感やスピード感を肌感覚で持てるようになる事が、ずっと大切だと私は思います。

気になっていた小さな事柄が点だとすると…点と点が、びゅっ!と一本の線になる時、きっと新しい感覚が芽生えるはず。

近頃は、そんな『描く力』のある人が少ないような気がしています。

Connecting the dots…あの人も言っています。

一部:160円也。土曜版も、ぜひ!