あてなるもの

大人京都人視点日々色々

間合いの街

暦の上では、もうすぐ立夏

まだ湿度も低く、京都の街歩きには良い季節。

GW突入で、いつもに増して行列が目立ちます。

少しでも快適に旅を楽しんで頂けるように、

今日は『隙間術』のお話し。

京都に行ったら!…と、

行きたい場所・食べたい物、きっと色々なスケジュールを立てていらっしゃるはず。

そんな沢山の方達の予定が集中して発生するのが、

行列! …京都で生まれて49年、とにかく行列が苦手な私は思います。

『それならば、少しの早起きと予定の順番を入れ替えてみては?』

神社やお寺さんは、8時〜9時には開門のはず。

朝7時半には目的エリアに到着し、

周辺の町歩きがおすすめ。

道が空いているだけで季節の草花やお地蔵さんなど、

京都の日常が垣間見えます。

運がよければ焼き立てのパンや、搾りたての豆乳に出会えることも…路地にはご近所さんの暮らしを満たす名店があります。

『そこは、あかんよ、混雑を避けて予定の順番を入れ替えて〜! 』心の中で叫びます。

例えば【鍵善の葛きり】

午後のお茶ではなく・午前のおめざとして、

11時に頂くのもあり!

黒蜜(白蜜もあります)の滋味深い甘さが脳を覚醒させます。

【イノダのモーニング】行列するなら、

ランチをイノダに置き替えて

朝は【スマート珈琲のホットケーキ】や高木珈琲へ。

元々、京都は土地が狭く・お店の席数も限られています…けれども京都の人間は、行列を作りません。

上手く伝わらないかもしれませんが…

この街は "間合いの街 "なのかもしれません。

入口からお店の中を覗き、混んでそうなら

改める。待たれていると思うと、お店の方も

お客の方も気忙しいし、自分も落ち付かない。

ぶぶ漬けも一見さんお断りの都市伝説も、

全ては、人と人との間合いの取り方を大切にしているから。

ターミナル以外のバス停で並ばないのも、そのせいです。

並ばなくても、誰が先か?間合いを取って譲れるから。

 

せっかくの旅行、是が非でも感の行列ではなく・隙間と間合いで上手く目的地を攻略して下さい。

京都の思い出…行列だけやあらしません!

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