あてなるもの

大人京都人視点日々色々

鍵善の愉しみ

送り火の後、秋を思わす涼しい日が続いている。

6日間の連休は、お盆の用事にくっ付けて、

馴染みの場所に出掛けて終わった。

祇園の【鍵善良房】

私の目当ては、もっぱら『くづきり』

( そして、黒みつ派 )

器の中からすくい上げれば、カロンコロンと優しい氷の音が心地良い。ツヤツヤ黒みつの滋味深い甘さが、脳を覚醒させる。

やっぱり、これでないと!!

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何世代同士でも語り合える、

時空を超えた京都のおやつ。

店内を見回すと、

『ほらほら、そこも→  あそこも↑ 』

席に通されるまで、愉しみが随所にあるのも見逃せない。

 

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武者小路実篤河井寛次郎祇園に集う多くの粋人からの宝物。

絵画や書のしつらえも、季節と遊び心が隠されていて、楽しい。

子供の頃、鍵善とは"大人のサロン "のような気がしたのも、こういうことなのだと思い返した。

『くづきり』の文字の秘密、その味を京の王者と言わしめた文豪など、鍵善の洗練度の秘密は、WEBサイトでも丁寧に解説。

(ビジネス的な視点でも、ブランディングの上手さが!)

これからも鍵善の愉しみは、増えていく。

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