あてなるもの

大人京都人視点日々色々

忠臣蔵と黒七味

昨日12月14日は、赤穂浪士討ち入りの日。

なぜだか?我が家では、小さな頃から『今日やね!』と討ち入りの日を確認する。

昔は忠臣蔵スペシャルドラマがよく放送されていて、毎回同じ場面でドキドキした。

歌舞伎では決して消えない演目なのに、テレビでは今や制作もおぼつかず・寂しい限りだ。

赤穂浪士と京都。遡ると深いつながりがある。

大石内蔵助が世を忍ぶ仮の姿:遊び人を演じ、通っていたと言われるお茶屋が、祇園の【一力】はん。

そこから四条通りを挟んで斜め前:八坂神社のお膝元にあるのが黒七味の【原了郭】本店。

原了郭さんは、

赤穂四十七士の一人『原惣右衛門』氏の末裔。

この事を知った時、とても感動した。

当たり前にうちで使っていた黒七味と山椒が、    あの忠臣蔵と繋がっていたなんて!と、       とても不思議な感覚だった。

京都には、ふいに、そんな歴史と日常が重なる時が  ある。

さて、現在。インバウンドでごった返す祇園本店には近づけないが…原了郭の黒七味はさらに進化を遂げつつある。カレーをはじめ、パンの【志津屋】さんとのコラボ作品:黒七味ラスクなど、新たな商品を含め、京都駅でも手に入れる事ができる。

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あったかいお鍋を囲み、黒七味をひと振り。

柚子湯に浸かって、今年も忠臣蔵を思い出した。