遠距離通勤が始まって、この秋で丸2年。
難波の職場を出る時、自宅に電話をするのが
日課になっている。
帰り道での買物がないか?
何か変わった事は無かったか?
駅に向かう小走りの中、母に電話をする。
この日、電話口の母からは
『浴室の排水管の流れが悪くなっている』 という、残念情報。
新築で入居したマンションも20年経ち不具合が出てきたよう…うちだけでなく・マンション全体の排水管の点検が必要との事だった。
京都に向かう電車の中で少し考え、お風呂に 入って帰る事にした。
思い出したのが、【京都タワー大浴場】
昔、職場のおじさん達から聞いた事があった。
文字通り、京都タワーのビル地下にある 大浴場だ。
京都駅地下街:ポルタの無印良品で入浴グッズを買い、タワーへ向かった。
地下3階、階段をどんどん降りて行くと…
理髪店の横に、券売機発見!
入口は、こじんまり。
スーパー銭湯的な要素は無く・住宅街の銭湯風。会社帰りのOLさん、学生さん?など 若いお客さんが目に付いた。
お風呂場に入ると、空いていた。
駅前の大浴場。他府県の方からすると、別に珍しくもないかもしれないが…
『子供の頃から見ていた京都タワーの下で、 お風呂に入る』
私からすると、なんとも不思議な組み合わせ。
夢の中に出てくるような、非日常感?!
大きな湯船で温まりながら、ちょっと面白く なった。
良いお湯だったと、ポカポカ気分で帰りの階段を上ると…どこからとも無く、焼肉の香り。
近所の雑居ビルから、おいで〜おいで〜と
言わんばかりに漂ってくる。
都会のオアシス?
おじパラ?(おじさんのパラダイス)
アフター銭湯の楽しみも満載!
京都タワー大浴場の世界は奥深いようだ。
思いがけない展開だけど…
こんな一日の締め括りも悪くないか!と、 元気が出た。
明日のお風呂は、どうなるのか?
バスに揺られながら、少しのワクワクと困惑で、居眠りをした。