あてなるもの

大人京都人視点日々色々

美の枠

山から街へ…目覚めると、トッピングの如く

毎日紅葉が広がっている。

京都の各駅には警備員が出て、

ピークに備え中。

今日は開催中の国宝展から

『美しさを切り取る』視点のお話し。

〜11/26(日)まで京都国立博物館では、国宝展を開催。教科書で見たあの作品・あのお宝も、一気に鑑賞できる夢のような展覧会です。

混雑を避け、やっと出掛けて来ました!

どの作品も本当に素晴らしく・圧倒的な美しさに、時間を忘れて立ち止まるばかり。

土偶に書画、仏像や木彫刻、襖絵や屏風に工芸品…一流のお作とは千年以上の時を重ねても、全く古臭さがない事に驚かされます。モダンで洗練さに溢れ、作り手の美的センスに唸るばかり!

沢山の作品を眺めていて、頭に浮かんできたのは【美の枠】という言葉。

素材や題材のどこを切り取って作品に仕上げるのか?

作者の視点に思いを巡らせました。

衣食住に花鳥風月…季節の移ろいも、いにしえの人々のそれと、私達の暮らしは  ( 便利さを除けば )今もそれほど変わってはいません。

それなのに昔の人々の方が、はるかに自由で豊かな発想力を持っているように感じました。

何を活かして何を捨てるのか?

自分なりの美の枠を持っていてこそ、唯一無二の作品に昇華したのでしょうね。

美しく生きる・自分に必要なものを見極める…なにげに浮かんだ言葉だけど、

【美の枠】今の私には一番必要かも?f:id:suwaporin2:20171114115553j:image

思いがけぬ考えが降りてる国宝展。

一人で出掛けるのも、おすすめです!