あてなるもの

大人京都人視点日々色々

年暮る

2018年が終わろうとしている。

今朝の友人のメールに、大晦日を迎えるまでのこの一年を『超特急に乗っているよう』という例えがあった。

まさに私もそんな心境。

どこに向かっているのか?

何を求めているのか?

まだまだ迷走中だけど、新年はそこまで来ている。

京都の大晦日

空気感まで感じられる大好きな絵がある。

東山魁夷の【年暮る】

山種美術館所蔵

 

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東山魁夷の作品の中で一番好きな絵だ。

文豪:川端康成が、先々の京都を案じ、

魁夷に描くことを懇願した作品でもある。

手前の一軒:二階に灯りがともっている家がある

…私の場合、なぜだか懐かしい子供部屋での出来事を思い出す。

昔から変わる事なく過ごして来た京都の大晦日そのものに思える。

今夜に雪は降りそうにないけれど、

しんしんと夜は更け、新しい年を連れて来る。