あてなるもの

大人京都人視点日々色々

目指すは、景色のいい女

昨日、私は50歳の誕生日を迎えた!

口では何かと50代を見越した発言や

アラ50などと言い放っていたものの、

実は、あまり実感は持てていない。

母でもなく・妻でもなく・社会的地位も無い。

築けていない物を挙げれば、怖くて気絶しそうになる (笑)

けれど幸い、毎日機嫌良く過ごせている。

知らない人からもよく声を掛けて貰えるのは、

『絶対に不幸そうに見えない』というバロメーターだ。

50年間の自分の人生を振り返ると…

キンツギ (金継ぎ) の器のように思えた。

金継ぎとは、ひびや欠けが生じた場所に漆を塗って

接着補修・その上に金彩をほどこす技法。

補修した後の継ぎ目が加わった様を、

"景色 "と呼んだりする。

失敗や苦い思いをした数だけは、自信がある!

あっちにぶっつけ、こっちで転び、無数の傷跡だらけ。反省や後悔もあるものの、全部ひっくるめて私の人生。

ピカピカに産んで育ててくれた親には申し訳ないが…

金継ぎだらけの50の私も、それなりのアジがある。

50から先、傷が増え続け、もはや継ぎ目一体化するかもしれない。

どんな自分になるかは想像つかないが…

これからは【景色のいい女】を目指してみよう!