気付けば、6月。
今年も来たか!と京都らしい蒸し暑さを感じる頃、
ベランダの紫陽花が咲き始めた。
5月は、9月に行うコラボセミナーのチラシ作成や例の1万円選書の読書で、一気に駆け抜けた。
京都旅行では桜や紅葉を目的にされるが、
この時期も、私のおすすめだ。
嵐山・東山も新緑が美しく、軽い蒸し暑さも
冷菓の美味しさを引き立てる。
なにより、とにかく街中が空いている。
そして【夏越しの祓】(なごしのはらえ)
京都の神社では、一年の折り返しのこの時期に
半年分のけがれを払って、残り半年の無病息災を願う。人が中をくぐり抜ける、大きな
『茅の輪』(ちのわ)が境内に作られる。
少々テクニックのいるくぐり方でお願いをした後は、水無月を頂く。バタバタした日常を忘れて、半年単位での自分に向き合うのに、ぴったりの行事だと思う。
昨日は母の通院の帰りに、お蕎麦を食べに行った。
近くで古本市がやっていた。
お盆の頃まであちこちで開催される人気のイベント。
予告チラシも頂いた。
その前は雨の日に地元の友人とイノダコーヒーの本店に。窓際のお庭の見える席が空いているからと一番奥へ。
雨の日のイノダは特に落ち着く。
いつもの場所で、いつもの人と、いつものメニューを頂く贅沢な時間。
茅の輪くぐりは、まだ少し先だけど…
夏越しの祓を済ませたような休日だった。