出勤前、朝8時半頃の四条通り。
鉾が建ってからは道も混みだしたが、
この時間帯は、まだ静か。
長刀鉾の豪華な『懸装品』を横目に、
バスはスイスイ進む。
四条河原町のバス停前は、
八坂神社の【御旅所】
タイミング良く授与所が開いたので、
こちらの二品を頂いた。
『茅の輪の御守り』と『うちわ』
(うちわの写真は、表・裏)
茅の輪の御守りには、
【蘇民将来之子孫也】の神符がつけられている。
京都の人間にはお馴染みの厄除けの言葉で、
スサノオノミコトの伝承に由来する。
八坂神社の御紋の入ったうちわにも、
【疫気撲滅】の文字。
八坂神社の御紋は、輪切りにした"きゅうり"の切り口に似ているからと、7月の祇園祭の間はきゅうりを食べないというのも、京都ではわりとよくある話しだ。
蒸し暑さからの疲れも、コロナのストレスも、八坂さんのうちわを一振りすれば、消えていくように感じる。
残念ながら今年も山鉾巡行は見られないが…
その分昔よりも、祇園祭の意味深さを考える。
静かに
厳かに
願いを込めて
7月が過ぎていく。