あてなるもの

大人京都人視点日々色々

いつでも、パッと!

祇園祭が終わってから、送り火までの間

京都の夏は暑さのピークを迎える。

今年の暑さも例外なく・熱波で行き倒れるか?!と思うような日も。

そんな中、母の通院に付き添う。

一昨日は、こんな嬉しい事があった。

診察後エレベーターに乗っていると、60代くらいのマダムが乗ってこられた。

エレベーターの開ボタンを押す私に会釈され、奥に居た母を覗き込まれ…

突然『 すてき!!おしゃれやね〜 』と、お声掛け頂いた。

ニコニコされ、なぜだかとても嬉しそうなマダム。

『娘の見立てです。』と、母。

『やっぱりお嬢さんやね〜』とマダム。

ファッションチェックでエレベーターの中は、盛り上がった。

"すてき"と言う言葉を、私は普段から良く使うが…こんな風に全く見ず知らずの方から褒めて頂くと、なんとも照れくさかった。

私の母は、お洒落の達人である。

幼い頃から、私の厳しい師匠でもあった。

私が知る限り、母はずっとおしゃれで、

センスの良い人として生きてきた。

そんな母にとって【すてき】は、何よりの

栄養剤だ。

『マダム、よくぞおっしゃって下さった!!』と、心の中で拍手をした。

病院嫌いの母の気持ちが少しでも晴れるようにと、今回のコーディネートは新アイテムを投入。

オレンジの麻のパンツは裾に向かってダーツが入る凝ったデザイン。足さばきも楽で動きやすい。

アクアブルーのバッグとのコントラストで、軽く仕上げる。

気分だけは、リゾートへのお出掛け。

年齢をどれだけ重ねようと、病気を患おうと、その人本来の持つすてきな部分は絶対に消えないと、私は思う。

どんな時も自分らしく、気持ち良くいられる装いで暮らしていたい。

いつでも、パッと!…

そんな気持ちを持ち続けたい。

 

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