あてなるもの

大人京都人視点日々色々

京都ーフィレンツェ     ちいさな奇跡

今週の日曜日。久々に友人とランチをした。

昔、靴の仕事をしていた時の店長仲間。

デパ地下でおやつまで買い込み、彼女の事務所にお邪魔してのテイクアウトランチ。

美味しいものを頂きながら会話は弾み、話題は先日私が購入した靴に進んだ。

10月22日分のブログにも上げた

【ファビオ スルコーニ】のローファー。

とても良い接客を受けた上に…え!いいの!?と思うようなご配慮までして頂いて、購入した靴。

今から思うと、最初から何かが?いつもと違っていた。

靴箱を抱えた帰り道。

バスの中で、Fabio Rusconiをあれこれ検索。

ふと気が付くと…デザイナー:ファビオさんと私は、Facebookで "お友達"になっていた!

自他共に認めるSNSオンチの私。

知人に促され、嫌々登録したFacebookは、放置したままだったのに…バスの揺れか?ファビオさんの勘違いの承認か!?とにかく、お友達になっていた。

一連の話を友人にすると、

『えーっ!! せっかくやし、なんかメッセージ送ったら?』と言うので、ITに強い彼女がいるうちに、送ってみるか!と、その場の勢いでファビオさんにメッセージを送ってみた。

すてきな靴を作って下さった御礼と、とても気に入っている気持ちを込めて一文を送った。

靴の写真を添えて、イタリア語はCiaoだけ。

 I met a pair of mate

【運命の一足に出会いました】

すると、数時間後…

なんと、ファビオさんからお返事が来てしまった!!

とっても喜んで下さったご様子で、その後も、その次の日もメッセージは続いた。

8時間の時差にも関わらず、写真も貼っていないFacebook上のお友達に、ファビオさんはとても親切にして下さった。

イタリアの陽気さに加えて、かなりサービス精神旺盛な方のようだ。

連日のやり取りに段々と申し訳なくなり、靴の御礼を伝えたかっただけなのと、今後もファビオさんの作品を楽しみにしていること、この靴を大切に履かせて頂きます!という決意表明で〆ておいた。

すてきな買物には、必ず良い物語が付いてくる。

国を超えて、時間を超えて起こった、小さな奇跡。

世の中には、色々な場所に『縁』というものが、張り巡らされているのかもしれない。

 

深まる秋。

思い掛けないご縁の御礼に、ファビオさんに京都のきれいな紅葉の風景を送ってみようと思う。

 

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