あてなるもの

大人京都人視点日々色々

聖なる激励

はてなブログ今週のお題「わたしの実家」

新年も明けて、もう七草粥

私の職場:百貨店の忙しさも、一段落。

休憩時間に『そうそう!』と、2月に渡すバースデーカード・去年用意し忘れたカレンダーを探すことにした。

文房具売場の一角で、SALEになっているカレンダー達。半額になって、ちょっと雑に並べられ気の毒な扱いになっているカレンダー。とりあえず実用的な物をと探していると…突然、涙が出そうになるほど、懐かしい物を見つけた!!

f:id:suwaporin2:20220107234043j:image

私が中学生の頃に大好きだった

【OSAMU GOODS】のカレンダー!!

遡ること40年前。

私の実家には『原田治先生』のグッズが溢れていた。新学期にはノートやペンケースなど、全てOSAMUシリーズで揃えた。

食器棚にはマグカップ。同じ柄が2コずつ、箱から出していない分を合わせると計8個…全て友人達が誕生日プレゼントとして贈ってくれた。私は小さな頃からキャラクター的なものには執着のない子供だったが、原田先生のおしゃれで洗練された画風に出会ってから、一気にファンになった。自分で揃えたり、頂き物だったり…中学から高校まで、お弁当箱・ハンカチ、果てはパンツまでもOSAMU GOODSだった。

大学生になった時、偶然原田先生に師事されていた4歳年上の美大生の出会う。

彼の影響で実家の私の本棚にはジャズのCDと雑誌【illustration】が並んだ。

就職してから、独り暮しを始めた私。

時々実家に帰ってはいたが…家族がそれぞれの生き方を選んだことで、実家は20年程前に手放してしまった。

実家の事を思い出す事もなかったが、このカレンダーに出会ったことで、一気にあの頃に引き戻された。

まるで、ディケンズの"クリスマスキャロル"のような不思議な感覚。

家に帰って、引き出しをゴソゴソ。

実家から連れてきていたスプーンとポーチを発見!! とても愛おしく思った。

はてなのお題のタイムリーさにも驚きながら、実家に想いを馳せる。

1月7日、半額のカレンダーは税込770円!

7・7・7のラッキーセブンにまだ○が付く、上等極まりない縁起の良さ。

『今年もしっかり、おきばりやす!』と、時空を超えた何処か遠くからの、ありがたい激励のように思えた。

 

f:id:suwaporin2:20220108123341j:image