あてなるもの

大人京都人視点日々色々

今年は鬼なし?吉田の節分祭

今週のはてなブログのお題は、「鬼」

そして、今日は2月2日。

行ってきました!!今年も【吉田の節分祭】

節分の前日祭に行われる祭事が取り止めになっていたが…いつもの露店は、復活とのこと。

朝9時過ぎ。

昨夜から朝にかけて雪が降ったよう。

参道に残る雪と木々から溶けた雪の雫を眺めながら、お山へ登る。

露店もまだまだ準備モード。

『いや〜久しぶりやね〜!元気そうで良かった〜!!』  

嬉しそうな声の方へ歩いていくと、露店のお漬物のおばあちゃんと常連さんらしき方。

久々の再会に会話が弾む。

きっと露店ひとつひとつに、こんな光景があるのかもしれない。

清々しい空気が満ちる中、私はいつものように参拝し、いつもの授与品を頂く。

実は今年の節分祭は、早くから分散参拝を呼びかけられていた。節分祭にしか頂けない授与品も、1月半ばから2月末まで頂ける特別対応。

一見、日常を取り戻したような境内も、控えめな会話や譲り合いで、参拝者同士の距離も保たれている。神社さんの働きかけに加え、感染防止の下地がみんなで作れたからこそ、『いつもの』参拝が叶っているのだと思う。

そんな気概は、今年のポスターにも。

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これまでの赤や緑の鬼さん達の姿はなく、火の粉が飛び・燃え盛る炎に、シュンっ!!と伸びた矛。

お祭り感は消え、切なるものを感じるポスター。

『コロナ、ええ加減にしよしっ!!』と、檄が飛ぶ…私にはそんな風にも見えてくる。

今年の節分祭。

オミクロンにも決して振り回されず、自分達の日常は自分達で守っていく。そんな京都人の静かな闘志とプライドを強く感じた。

きっと来年こそは、ポスターにも賑やかな鬼さんが戻ってくれますように。

鬼なし節分祭…

京都人のお腹の中では"鬼の形相 "で、コロナ退散!!を願っていることだろう。

 

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