新緑眩しい5月。
西も東も、
見えるお山は若葉が混ざり、輪郭も冴えてきた。
ゴールデンウィークを過ぎると、涼やかな鴨川や貴船の川床、ぼちぼち祇園祭の事を考えだす。
あとは水無月を食べたら、京都の夏がやって来る。
"プレ衣替え"と、クローゼットを整理していると『浴衣』がでてきた!
確か一度着ただけ…クリーニングの袋のまま引き出しに、ずっと眠っていた。
ひょっこり出てきた、お姉さん時代の浴衣。
この浴衣を仕立てた頃から、酷暑と呼ばれる暑さに変わった気がする。
まだまだ着られる浴衣だが、色も柄も今の私には映えそうにない。
さてさて、どうしようか?と考えた結果、
以前『ワタシ文庫』に登場した職場のスタッフに貰ってもらう事になった。
若い頃の私と似たサイズの彼女。
少し前にフラットパンプスも貰ってもらった。
サイズやデザインが合うか?合わないか?
彼女に託したのは、我ながらナイス見立て!だと思う。本人も気付いていなかった自分のおしゃれの『伸びしろ』を見つけて、とても喜んでくれた。
仕事の事・社会人としての気配りなど、上手くいかず行き詰まっている彼女への、私なりのエール。
浴衣の柄の竹のように、まっすぐに力強く伸びていきますように☆