あてなるもの

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ゴディバの恩恵

先日の新聞に【ゴディバの買収】記事を見つけた。買収に至った経緯や今後のビジョンがインタビュー形式で掲載されていた。

そこには、とても素敵な言葉が。

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私のゴディバ・デビューは、平成2年。

京都北山の下鴨本通辺り。

まだ小さな洋館のような店舗だった頃、社会人一年目の義理チョコにゴディバを選んだ。

予算500円で20個を用意するべく、小さくてもみんなに喜んで欲しいと考え"二粒 "にした。

一粒は、トリュフ。もう一粒はお渡しする人の顔を思い出してチョイス。結果、500円越え連発の予算オーバー。それでも、とても晴れやかな気持ちの良い買物だったと覚えている。

二粒作戦は大成功!当時私は百貨店の社員だったが、百貨店にはまだ入っていないブランドを選んで来たことで目利きと言われた。

どの年代の方からも、そのご家族の方からも『本当に美味しかった!』と、義理チョコNo.1の称号をもらった。自分の好きな物がよその人の定番になる嬉しさも、この時知った。

そこから8年後。店長として多忙な日々を送っていた時はゴディバの『オランジェ』に癒された。

晦日…デパ地下にオランジェを買いに走り、自宅で仕事をするために電話帳程の厚さの資料と一緒にタクシーへ放り込んで帰った。

さらに8年後。なんとゴディバで働いてしまった!!

1ヶ月半ほどのバレンタインのアルバイト…パリ買付け旅行から帰り、転職の合間の短期バイト。味わい方や風味の違い・品質管理など沢山の事を教わった。他のバイトちゃん達に比べると、ベテラン感満載だったからか?!近辺のお店の人からは『本社からの応援の人』と呼ばれていたらしい。

お気に入りのイタリア製の白シャツに細身の黒のパンツ、ギャルソンエプロンを腰に巻いた。

得意のよく通る『声出し』と、白シャツの衿は高く・喉が切れそうなくらいに糊付けした様子から、気合いが伝わったらしい。

アルバイト期間中にゴディバの素晴らしさを吸収し切った私は、プライベートで、ありとあらゆる機会にゴディバを推した。そこから数年後、イベントで、ジャンポールエヴァン氏やアオキサダハル氏にも対面。

チョコレートで人生が楽しくなった。

 

平成に受けたゴディバの恩恵。

新しい時代も、私を絶対に幸せにして欲しい!