あてなるもの

大人京都人視点日々色々

心のポインターが指したのは

この時期恒例はてなブログのお題

#買って良かった2020

今年、私が買って良かったのは…

【ReFa シャワーヘッド】

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【富士新幸 羽毛布団のリフレッシュサービス】

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シャワーヘッドは、QVC

お布団は、SHOPチャンネルで。

どちらも通販。コロナ第一波の頃に買った。

節水とマイクロバブルの洗浄効果…

シャワーヘッドは、コロナを持ち込むもんか!と、遠距離通勤から帰宅した私を浴室に直行 させた。

帰宅→即入浴と、生活パターンも一変。

自動的に同居している家族の生活も全て前倒しになり、我が家の就寝時間も繰り上がった。

結果的に水道代だけでなく・電気代の節約にもなり、万歳だ!

富士新幸さんのリフレッシュサービスは、  ショップチャンネルでは、問い合わせの多い 人気商品。以前からずっと気になっていたのと、羽毛が少し吹き出してきたのでお願いしてみた。

私の羽毛布団は、初めて一人暮らしをした時に、母が持たせてくれた。

25年以上の相棒布団だ。

今では手頃な価格で良い羽毛布団もあるが、 当時はまだ高額品だった。

お布団がそんなにするのか!?と、ギョッとしたものだった。娘の門出にと母が奮発してくれたのだと思う。そんな思い出もあり、手放し難く・買い替えるよりも、このサービスを選んでみた。

作業は、簡単!

送られてくる布団袋に入れて送るだけ。

お布団は解体され、富士山麓からのお水を使って、中の羽毛を洗浄。減った分新しい羽毛を補充・選んだ色の側生地で新たなお布団として縫製して返却してもらえる。

元々ピンクのお布団だったが、今回はブルー系で注文してみた。

(ちょっと『ナウシカ』を思わせる色柄だった)

 

シャワーヘッドと羽毛布団…

毎日の不安を洗い流し、お清め的な?役割を果たし、富士山パワーと家族の想いに守られての睡眠。良きかな、良きかな!

二つの素敵な買物で元気が湧いた。

湧いた元気と安倍の給付金で、サンローランの メガネとヘルノのダウンも新調した。

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コロナ禍ならではの買物と、元気とお金の  循環。これぞ、サスティナブルなのか?

『買物のその先へ』

こんなコピーを思い出しながら、

2021年、新しい幸せな自分を作って行こう!!

と思ってみた。

 

 

 

 

 

オリンピックより身近な、、、

京都の冬のドラマ【全国高校駅伝

都大路をタスキをつないで駆け抜ける、冬の風景。これまでも沢山のドラマが繋がれてきた。学生の頃は私も旗を持って沿道に応援に出たが、社会人になってからは、市バスの運行路線変更に気を取られた。

バスが走る道を高校生が走り、TV中継には走者の背景に市バスが映りこむのが、この駅伝。

今日はたまたま、この駅伝の日!

御所南に"お使いもの"のチョコを買いに出かけた。この辺りは13時前に男子駅伝の中継地点となる。学生や運営本部のスタッフが打ち合わせの途中のよう。

走る方も走らせる方も一体となっての大舞台。

京都は道が狭いため、すぐ目の前で選手を見る事ができる。

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冬晴れの都大路を、学生達が駆け抜ける!!

guts fight!!

 

 

はやぶさ2

が付けば、明日の暦は大雪。

京都では紅葉が終わり、お正月支度に

かかり出す。

通院の付き添いや、私の体調についての

会社との話し合い…色々くたびれて

11月は、あっという間に過ぎて行った。

遠距離通勤とストレスによる逆流性食道炎

今年の夏は体重が42キロを割り込み、

クロワッサンにアイスクリームを乗せたり

して、無理矢理食べた。

50代での大幅な体重減は、骨粗鬆症に繋がるとのこと…骨自慢の私でも医師から心配されたからだ。夏の疲れが出る頃なのでと注意を促された矢先、秋口からは血尿に悩んだ。

原因は『日和見感染症

免疫力が落ちる事により、体内の常在菌の活動が変化して悪さをするそう。

ちょっと文学的な名前が秋に合うやん!と

変な感心をしていたが、身体はきつかった。

結局、上司との話し合いではラチがあかず、

産業医に繋いで欲しいと申し出た。

 

リモートで東京の産業医との面談。

『もうそんなに真面目に頑張らなくてもいいのよ。 適当にやんなさい。適当でいいのよ!』

上司と私のやりとり・一連の流れをお話しした後、産業医の先生からこんな風に言われた。

会社への意見書にも、しっかりと的確な対処法を織り込んで下さった。

 

この数日【はやぶさ2】のニュースにそわそわしながら、自分に重ねた。

初代はやぶさ並みに満身創痍の身体だが、

はやぶさ2のように、今期もミッションを果たしている。

JAXAチームの見事なオペレーションがあってこそ、困難を乗り越えて、はやぶさ2は仕事をやり遂げられた。

 

定期入れに付けているNASAのキーホルダーのプリントが消えるまでに、私も京都へ帰還したいものだ。

 

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船岡温泉

マンションの管理会社のご配慮で、      排水管の大掃除がうちだけ前倒しになった。

やれやれと、翌日は母と鞍馬口通りにある

【船岡温泉】に出掛けた。

温泉と名がつくが、京都では老舗の趣ある銭湯。京都人は元より、観光客・銭湯通など、 みんなに愛されている。

夜10時半、母とタクシーに乗って向かった。

タクシーの運転手さんに『船岡温泉まで』と

告げるだけで、細かな道の説明はいらない。

ピークの時間は過ぎたようで、女湯はガラガラ。脱衣所に入り、脱衣籠を出す。

ここには、昔懐かしい銭湯のお道具やお作法が今も残っている。

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久々にかわいいタイルと見事な欄間を眺めていると、なんだか視線を感じる。

母は脱衣所の椅子に座っているし…後ろを振り返ってみると、優しそうなおばあちゃま。

お風呂上がりで、お着替え中。

会釈して前を向こうとすると…

『おねえちゃん、かいらしいね〜。大学生?』

と話しかけられて、びっくりした!!

え?誰?私?! 嘘〜。でも私しか居ない。

『え、、、いや、あの50歳過ぎてます』と

モゴモゴしながら、答える私。

『そうなん?!かいらしなぁ〜。おばあちゃんは、83やで〜』

なぜだか?おばあちゃまは、まるで小さな子供でも見るように、目を細めて嬉しそう。

横で聞いていた母も笑いながら会話に加わる。

おばあちゃまはニコニコされ、三人で楽しくお喋りをした。寒い夜だからか、下履きを何枚も重ねながらお着替えを完了されると、何回も手を振って帰られた。

大学生に見えた事・かわいいと言われたのは、髪型のせいやろねぇ〜と、母と確認し合った。

実はこの夏、私はカリカリに痩せて貧相に見えるため、髪型をマッシュルームに変えていた。手入れも楽で、カジュアルからモードまで色々なスタイルにもしっくりくる。

イメチェンはなかなか好評だったが、30歳も若く見られるとは…マッシュ恐るべし!!

パタゴニアのボアのアウターとデニムの組み合わせも若く見えたのだろう。

湯冷め防止には、パタゴニアは欠かせない。

銭湯ならではのコミュニケーションを楽しみ、

母の背中を流してプチ孝行。

とても良い夜になった。

帰り際、外に出ると、金木犀の香りがした。

船岡温泉の門の両側の植え込みからだ。

小学生の頃、金木犀の花びらを集めて帰った事を急に思い出した。ちり紙に包んだ金木犀を、自慢げによく母に見せたものだった。

 

レトロでホッと…

船岡温泉の薬効とは " 心の芯も温める "

こんな出来事なのかもしれない。

 

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京都タワー大浴場

遠距離通勤が始まって、この秋で丸2年。

難波の職場を出る時、自宅に電話をするのが

日課になっている。

帰り道での買物がないか?

何か変わった事は無かったか?

駅に向かう小走りの中、母に電話をする。

この日、電話口の母からは

『浴室の排水管の流れが悪くなっている』  という、残念情報。

新築で入居したマンションも20年経ち不具合が出てきたよう…うちだけでなく・マンション全体の排水管の点検が必要との事だった。

京都に向かう電車の中で少し考え、お風呂に 入って帰る事にした。

思い出したのが、【京都タワー大浴場】

昔、職場のおじさん達から聞いた事があった。

文字通り、京都タワーのビル地下にある   大浴場だ。

京都駅地下街:ポルタの無印良品で入浴グッズを買い、タワーへ向かった。

地下3階、階段をどんどん降りて行くと…

理髪店の横に、券売機発見!

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入口は、こじんまり。

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スーパー銭湯的な要素は無く・住宅街の銭湯風。会社帰りのOLさん、学生さん?など   若いお客さんが目に付いた。

お風呂場に入ると、空いていた。

駅前の大浴場。他府県の方からすると、別に珍しくもないかもしれないが…

『子供の頃から見ていた京都タワーの下で、  お風呂に入る』

私からすると、なんとも不思議な組み合わせ。

夢の中に出てくるような、非日常感?!

大きな湯船で温まりながら、ちょっと面白く なった。

 

良いお湯だったと、ポカポカ気分で帰りの階段を上ると…どこからとも無く、焼肉の香り。

近所の雑居ビルから、おいで〜おいで〜と

言わんばかりに漂ってくる。

都会のオアシス?

おじパラ?(おじさんのパラダイス)

アフター銭湯の楽しみも満載!

京都タワー大浴場の世界は奥深いようだ。

 

思いがけない展開だけど…

こんな一日の締め括りも悪くないか!と、  元気が出た。

明日のお風呂は、どうなるのか?

バスに揺られながら、少しのワクワクと困惑で、居眠りをした。

 

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秋が来た!

十五夜のきれいなお月様を見た日から

一気に冷えて、秋が来た!

空気は澄んで、空には秋雲。

盆地を取り囲む山の稜線も冴えている。

 

日曜の朝。駅のホームで『お坊様』に遭遇。

土曜や日曜の朝7時頃、お経を唱え托鉢の

お坊様に出会ったりする。

春夏秋冬、よくある出来事だが…個人的には

秋にお坊様ご一行に会うと、心穏やかになる。渋めの衣の色が、紅葉にも映えて他の季節にはない趣を感じたりする。

秋という季節が、深く静かに物思いにふけさせるのだろうか。

GOTOキャンペーンの影響で、京都の街も

少しずつ賑やかさが戻ってきた。

名所名跡は、やっぱり混雑覚悟?!

楓など雅な紅葉を観たければ、ガイド本通り

に巡るべきかもしれないが…私のおすすめは、

『秋も桜の木を目当てに巡るべし!』だ。

赤・黄・オレンジ・茶、桜の木の紅葉は豊かな

色に満ちている。里の秋を存分に感じられる。

京都駅直ぐなら、東本願寺前。

北なら植物園から歩いて、御薗橋〜丸太町の  賀茂川べり。

周りの山の景色も一緒に楽しめる。

出町の【ふたば】さんで、豆餅と栗餅を手に入れて、川辺のベンチで頂くのもいい。

満月の日を狙って、夜歩きも、また一興。

 

GOTOトラベラー様

今年の京都の秋は、静かに・密やかに

暮らすような感覚で、" 小さい秋 "を

見つけてみては、いかがでしょうか?

 

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祖母の面影

敬老の日

はてなブログ今週のお題

「おじいちゃん・おばあちゃん」

私の祖母…母の母は、【オノ・ヨーコさん】によく似ていた!

顔形が似ていただけでなく、祖母の発想も  なかなか革新的だった。

私はいくつかの転職をしているが…最初の転職先に移ってしばらく経った頃、祖母から電話が掛かってきた。

『もう、あんた、ぼすにはおなりか?』

『え?おばあちゃん、何て??』

 ボスニハオナリカ?!

『いや、そやさかい、ぼすにはおなりか?』

電話口でこんなやり取りを二度ほど繰り返し、

やっとわかった! BOSSのボスか!!

祖母は、私が転職先で、ボスになったのか?

と聞いてきたのだ。

祖母は時々私が知らない昔の京都言葉を使う事があり、今は使われなくなった言い回しやイントネーションを調べに、言語学者の先生が訪ねて来られた事もあった。

まさか祖母の口からBOSSが出てくるとは思わず・昔言葉の類いかと思っていたので、大笑い した!!

祖母の頭は柔らかく、" 良いもの " を取り入れるのが好きな人だった。

90年代。祖母は、留守番電話の名人になった。

帰宅すると、自宅の留守番電話には祖母からのメッセージが。まるでそこに聞き手がいるかのような絶妙な間合いで、祖母の優しい語らいが 吹き込まれていた。きっと今なら、スマホを使い熟したに違いない!

後年長く入院生活をしていたが、祖母の好奇心は衰えなかった。当時私は忙しく、出勤前にしかお見舞いに行けず・何もしてあげられなかった。せめて良いもの好きの祖母の気が晴れればと、楽しい服装で病室を訪ねた。

襟の高さが10センチ程ある、アレキサンダー・マックイーンのワイシャツ。

ちょっと宇宙的?保冷バックに似たシルバー 素材のボックススカート。

つい、柄を目で追いたくなる、       エミリオ・プッチのスカート。

『いや〜〜!粋な!』『なんときれいな!』と、祖母は手を伸ばし布地を確かめたりした。

病院には不謹慎な派手な服装かと思ったが…    意外にも病棟の方々にも大ウケ、祖母はとても喜んでくれた。

祖母のおしゃれ魂が衰えていない事に、   私も元気を貰った。

 

あれから時が経ち、母の老いは祖母の姿を思わせてくれる。

母は祖母に近づき、私は当時の母の年齢になっている。

日常のふとした瞬間に、母の中に祖母の面影が覗く。

あと20年もしたら、祖母は私の中にも現れてくれるのだろうか?

今からその日を心待ちにしながら、良い歳を重ねていこうと思う。