やっと6月、まだ6月。
4月からの食事制限がずっと続く中、病院側の事情と仕事の都合で、手術の日程が7月に延びた。
この2ヶ月間【江戸時代】のような食生活。
きれいに3キロ痩せた。
病院でお腹の画像を比べると、見事なダイエットだと思う。消化器官への負担がなくなり、痛みもなんとかお薬を使わずにコントロールできるようになった。軽くなった身体はよく動き、頭も冴えている。
『もしかして、こういう食事が身体には一番合っているのかも?』とさえ思いだした。
とはいえ、お出汁やお醤油・塩味メインの味付けが2ヶ月も続いてくると、レパートリーも底をつき飽きてきた。
求めるのは…食べ応え&コッテリ感。
あっ!と思いついたのが『賀茂茄子の田楽』
焼き茄子や茄子の素揚げは、おそうめんのお供など夏の食卓にはよく出していたが…賀茂茄子を使うのは、本当に久々。
京野菜がブランドのように言われだしてから?値段も上がりちょっと縁遠くなってしまった気がする。
思いつきの献立は、胃袋が求めているから。
まるまるとした立派なお茄子をこんがり焼きながら、香りと焼き目にワクワクする私。
"本当に食べたいもの " にフォーカスしたり、旬の食材を深掘りしたり…体調が悪くなったことで、こんな感覚を持つことができた。
ゆっくりと生活を見直す中で、毎朝ベランダのあじさいを楽しみに眺めたりする。
あじさいが気になりだすと、出先のあちこちで見かけるようになった。
バスの車中でも、あじさいの束を見るなんていう不思議なことにも出くわした!
苦手な梅雨。
今年は、優しく静かに過ごす特別な季節に。
こんな時だからこそ、6月の良さに気付けたのかもしれない。