あてなるもの

大人京都人視点日々色々

愛しのお餅と京の味

京都に異動して、数日が経った。

通勤時間が40分になり、安心感に包まれて一日を過ごす。生活のリズムも体調も、嘘みたいに楽になった。普通の暮らしの『幸せ』に浸っていると、すてきな贈り物が届いた!

贈り主は例の新幹線のグッズを送った友人。 荷物を開けると…かわいいお手紙を発見。  私の『小さなお友達』が一生懸命書いてくれたお礼状。5歳と3歳、こんなに上手に書けるのか?!と、その成長に驚いた。

お手紙を何回も読み返し、やっと梱包材を外しすと…なんと、私の尊敬する【あの方】作の、お餅とポン菓子が入っていた!!

神戸のJAや道の駅でしか買えない、ある生産者の方のもので、私はこの方のお餅に目がない!

杵つきのお餅だけあってコシや伸びはもちろんきめの細かい口当たりとほのかな甘み。

そもそものお米が丹精に作られている事がわかる『真のお餅』と言える。

親戚が農家だったので、お餅やお米・おかきの類に、私はちょっとうるさい。

妥協のない仕事への拘りに加えて、真心がこもってないと、こんなに美味しいお餅は絶対に作れない事をよく知っている。

昔、宗教に熱心だった職場の先輩が、百貨店の社員食堂のごはんに手をかざし『このごはんには、真(まこと)がこもっていない!』と、憤慨していたのをよく覚えている。30円提供のごはんに真がこもってたら、そら、すごいわ!と心の中で、ツッコんだものだった。

あの時の先輩の例えを使うとは思わなかったが…このお餅こそ、私にとっては真(まこと)が こもったものだと実感できる。

久々に愛しいお餅に再会し、たまたまこの日が休日だったこともあり、お昼はお雑煮を作る事にした。

京都に帰ってゆっくりした頃、今年はもう一回お雑煮を食べてみたいと、お正月から白味噌もストックしておいた。

お出汁をひいて、頭芋・お大根を用意。    金時人参はわざわざ買うこともないかと省略。

少しお行儀は悪いが…お餅を三つも入れたので、お椀が溢れそうになった。

その上から、さらに鰹節。

はーー。

五臓六腑に染み渡る"home "の味。

最高のお餅とのコラボお雑煮。

改めて京都へ帰って来た嬉しさを噛みしめた。

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