京都に異動して1ヶ月半。
再度の緊急事態宣言発出。
私の働いている百貨店も休業となってしまった。
生活のリズムが出来て、仕事も軌道に乗り始めていた矢先の当面休業。
五日が過ぎたが、" 時差ボケ "のような感覚だ。
大阪の感染者数を見ては、ため息が続く。
毎日コロナのニュースを見ながら、友人やお世話になった人達の無事を願う。
去年はマスクや除菌グッズを探す使命感で乗り切れたが、今年はとにかく落ち着かない。
気持ちのモヤモヤを切り替えるため、思い付いたのは…ダイヤモンド。
デニムにパーカーの普段着にも、ダイヤを組み合わせて、コンビニへ。
手抜きコーデも、大人の着こなしに。
ちょっとだけ気分良く。
遡る事、2ヶ月前。
私はダイヤのピアスを新調した。
アクセサリーはパール×ゴールドが定番だったが…ダイヤモンドの清らかさ・硬さ、全ては跳ね返すような力強さが今の気分にぴったりだった。
コロナ疲れか?魔除けの意味か?
これまで頑張った自分へのご褒美か?
とにかく色々な理由をくっつけて、粒感のある大きさのピアスを新調した。
限られた予算に収めるため、大きさを優先したので、輝きというよりも照り?!という方が、しっくりくるピアス。
ジュエリーというよりも、ラフダイヤのような鉱物感がしっかり感じられるのも、今の私の着こなしにも合っている気がして決めた。
一日の終わり、ピアスの手入れをして片付ける。
ダイヤは油分に弱いので、皮脂やお化粧品の汚れが残らないよう、クロスで拭きとる。
愛用の10倍ルーペで、夜な夜なダイヤをじっくりと観察、心癒される儀式。
何億年も掛け、じっと我慢に我慢を重ねて生まれてきたダイヤモンド。
ちいさな輝きを覗き込み、コロナになんか負けるか!と、今夜もダイヤを磨きましょ。