あてなるもの

大人京都人視点日々色々

マスクの旅

雪が降り、寒の戻りがあった数日前。

コロナのニュースが騒がしくなってきた頃に、    遅い冬休みを取った。今回の連休は、家事最優先。

そんな中、思いたって『マスクの旅』をする事にした。朝8:30〜9:30の間と、夜は22:00〜の40分程度。   夜の部は、通勤帰りにコンビニへの納品トラックを  よく見掛けていたことから。

ウォーキングも兼ねての、ドラッグストア&コンビニへのマスク探し。それぞれのお店の開店時間に合わせて、どの順番で回るかも考えた。

日参すること五日。

5〜6人の行列に並び、列に並んでる方々と世間話し。 整列を仕切って下さるご近所マダムや、MKタクシーの運転手さんまで、色々な方とお話しをした。よく買えるお店や曜日・商品の内容などなど、親切にして頂いた。

あまり期待はしていなかったが…なんと三日間も収穫が!なかには、私の愛用メーカー:ユニチャームの箱入り30枚なんて、大物も。

【一家族様、1点】の貼り紙を目に、ぶら下がっているパック品を買おうとすると…その下に箱入りがあるよ!と、先に並んでいた方が、そっと教えてくれた。

こんな時でもギスギスせず、程良い距離感での会話と 親切。マスクを手に入れても、後から来られた買えない人達のために、静かにお店を去って行く。      昔からの京都の流儀に、ほっとした。

効率良くお店を廻れればと、いつもの道より一筋下り・初めての路地へ。

小さなお社を見つけ、近くには畑と農家さんの販売所に、鳥そば屋さん。

旅の収穫は、マスク以外にも盛り沢山だ。

こんな時だからこそ、過敏過剰になり過ぎず気持ちに ゆとりを持って、成すべき対処を心掛けよう。

新型コロナウィルス…世界中に激震が走る中、一日も早い収束と日々の小さな暮らしが守られる事を願いながら、今暫くはマスクの旅を続けよう。

 

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"サード・プレイス"への着こなし

小雪の日。ある相談会に参加するために、大阪へ。  その前に、セミナー講師養成講座の同期とランチ。  彼のパワフルな話しぶりに、ぐいぐい引き込まれた。

一昨年に一緒に講座を受講していた頃は、大手製薬会社の管理職をされていた。昨年早期退職をされ、これからは営業職でのスキルを活かして、セミナー講師・コンサルタント業に進まれるよう。同期とはいえ、年齢も会社員としての経験値・社会的信用度合いも、私よりはるかに上の方だ。

初めて会った時、私は彼の時計に密かに注目していた。仕事柄どうしても、相手の身に付けている物に目が留まる。そして、そこからその人の『着こなしの歴史』が見えてくる。女性より男性の方が顕著に現れる。    

特技と言えるかは疑問だが…

職業・趣味・文系か体育会系か、育って来た家族構成までを、ほぼ当てる事ができる。

会話の物腰からも当てる事もでき、タクシーに乗る際はそこから運転手さんとコミュニケーションを取る。そのおかげか?500円位は、いつもおまけをしてもらう。 

友人から『タクシーヴィーナスやん!』と、トラックヴィーナス:八代亜紀さんになぞらえて、よく笑われた。

話しが横道にそれたが…

当日の彼の着こなしは、こちら。

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マットな生地感のネイビーには、清潔感・品の良さがある。フードのファーや差し色の赤いバッグも、それぞれのアイテムを引き立て、上質な素材を使っているからこそ、大人の日常感を底上げしてくれる。

実は、50代以上のダウンスタイルは、意外と難しい。側生地の素材・丈感・色のバランスがとれないと、  カジュアルな印象かスポーツ路線に偏ってしまう。

この日のダウンなら、タウンユースから旅行、セミナー講師としての打ち合わせの場くらいのビジネスシーンにも活躍するはず。素敵なチョイスだと、写真を撮らせてもらった。

彼の着こなしは、いつも楽しそうだ。

 

会社員を卒業した夫が、突然大きなシルバーのアクセサリーを付けたり、帽子まで被り出し『イチビッて、困る!』という相談をされた事がある。"イチビる"とは 関西弁で、粋がる・張り切る・ハッスルし過ぎる的な 意味。

家族からすれば突然変異的なイチビりでも、ご本人からすれば、自分を解放して、新たな場所に向けての心の現れだと思う。

心は大きく飛び立ち、テイク・オフ!おしゃれの着地は、ぼちぼちのソフトランディングが望ましい。

新たなライフスタイルに合わせたり、これまでの人生が素敵に投影されるような着こなしを見つけて欲しい。

今の自分を語れる、誇れる。

そんな着こなしを手に入れて、

家でも会社でもない、『第三の場所』へ乗り込もう!

セカンドステージに向かう、世の大人男子に

勝手にエールを送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吉田山、オールスターズ

行って来ました!

今年もやっぱり、吉田神社の節分祭!

いつもより出掛ける時間帯を早め、

今年は"裏参り"ルートで。

気分的にひっそりとお参りしたくなり

行きも帰りも、住宅街の裏道を通った。

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露店のある表の参道より、こちらはかなりの急勾配! 踏み締めては振り返り、歩を進めた。f:id:suwaporin2:20200203192430j:image

御本殿に到着すると、やっぱり空いている!

並んでる最中も、ポジショニングを考える。

澄んだ空気に、きれいな空。

映える朱色を眺めながら順番を待つ。

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【自分を思って、他者を想う】

これまでと、ここからの自分について。

家族や仲間・縁深い人について。

参拝や祈願とは、人の心の深い部分に神様の力をお借りして、しっかり向き合うことかもしれない。

母の病気、自分の体調、友人の悩み解消…

ぎゅっと、ぎゅっと、お願いした。

 

『吉田はんは、ほんに、気前のええ神さんやなぁ〜! 』混雑の中で聞こえてきた声に、

ほんに。ほんに。と頷いた。

以前のブログに書いた福豆抽選会も気前の良い事の一つだが…実は吉田神社には説明できない程の沢山なお社がある。第一殿から四殿まであり、斎場所:大元宮様の周りには全国の神様がお祀りされている。こちらへ参拝すると、一度に沢山の神様に御参りできるから、有難い。

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奮闘している友人の転勤地の神様にも、御加護があるよう、しっかりお願いした。

参拝を済ませて福豆やおみくじ、梔子色の新たな御守りを頂き、人がたのお祓いもお願いする。       毎年の事でも、やっぱり気持ちがシャンとする。   御本殿を下り、今年は飲食の神様のお社にも立ち寄った。参道が空いていて吉田山からの眺望も満喫。

京都大学を見越し、『あ、大文字が見える!』と、前の方の指差す方向をパシャリ。

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吉田神社のオールスターぶりは、神様だけではない。 京都中の名だたる名店・老舗、企業が協賛されている。

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【とらや】さんの屋号に創業家:黒川氏のお名前が入ったものは、かなりレア。とらやファンとしては見逃せないポイントでもある。

帰り道の露店で、お気に入りの酒粕を購入。

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我が家では粕汁にしたり、そのまま炙ってお砂糖を付けて頂く。甘酒用なら、大吟醸粕がおすすめ。

こちらの酒粕は他の蔵元と違い、フルーティーさが立っている。いつもはスーパーでだが…節分祭で手に入れると一層美味しくなっているように思う。

神社を出て、また裏道へ。聖護院門跡近くでお目当ての胡麻八つ橋を購入。ご家族で営んでいらっしゃるお店で、"おまけ"で、生八つ橋を頂いた。行事やお節句には、こういう昔からある素朴なお菓子が恋しくなる。

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八つ橋のニッキの風味が口に広がりながら、

帰路に着いた。

お札を貼り替え、粕汁を作り、お豆をまいて。

京都の春を迎えていく。

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和みの人

暖かな薄曇りの日、百貨店時代の後輩に会った。

'89年に新卒で私は百貨店の正社員として入社。

彼女は一期下で、平成1年生と2年生の間柄。

『好きな色は、たまご色です〜』そんな風に言いながら、ラルフローレンをよく着ていた。

ちょっと天然・脱力系。彼女が居るだけで、場が和む。存在そのものが、かわいい人だ。

彼女と会うために私が選んだ服は、         空色のアンゴラのニット。

和みの人には、ふんわり気分で会いたいと思った。

久々のランチは、南禅寺別荘群界隈にほど近い    【pullst cafe】さん。

カジュアルでアットホームな雰囲気のお店。

彼女の好みにも、ぴったりだと思った。

 

お店のアイコン:フクマルはん。

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名物の『大人のナポリタン』

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私はまだガッツリは食べられないので、シェア出来るようにお願いした。ご近所さんのような三世代でのご家族連れなど、ひっきりなしに来店が続き、あっという間に満席になった。

哲学の道真如堂にも近い場所柄、のんびり散策風の おひとり様にも居心地の良いお店だ。

ランチの後は、私達もゆっくり歩く事にした。

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この界隈には無鄰菴をはじめ、素敵な庭園が沢山ある。白河院のかつての所有者は、私達が働いていた百貨店の創業者一族。そのお庭を手掛けたのも、植治こと庭師の7代目小川治兵衛氏。冬には冬の、春には春の、季節ごとに感じるものが宿るお庭。静かに客人を迎えてくれる密かなお楽しみスポットでもある。

ぶらぶら歩きの〆は、寺町の【一保堂】

一保堂さんの中にある喫茶室:嘉木は、居心地が良く、たびたびお邪魔する。

好きなお茶を選ぶと、お茶に合った季節のお菓子が  付いている。

書き物や読書、京都らしさを体験したい方をお連れしたりもする。玄米茶や京番茶など普段使いのお茶の入れ方もレクチャーして下さるところも人気だ。美味しいお茶を頂きながら、束の間どこかのお家にお邪魔したかのような感覚になる。

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この日のお菓子の名は『福は内』

こぼれるほどの福豆が升いっぱいに盛られているよう。白餡の優しい甘味がホロリと溶けて、歩き疲れも消えていく。

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おやつとは、かくあるべき!とお茶を楽しんだ。

和みの人との一日は、昔と変わらず私をくしゃくしゃの笑顔にさせてくれた…節分前の福娘に心から感謝だ。

 

 

 

 

 

おしゃれの原風景

SALEが終わり雪が降る頃に掛けて、        例年冬休みをとっている。

今年は暖冬で雪見はできないが…年賀状をきっかけに 旧友と会ったり、ほっこりタイムを楽しむ。  

友人・知人の子供達の成長を知る機会にもなり、   とても嬉しい時間でもある。

あんな事が出来るようになった!

こんな事を言うようになった!

私の"ちいさなお友達"は、

みんなすごい勢いで成長している。

出産の御祝いからスタートして、お誕生日やクリスマスには、何かしらの贈物を考えてきた。

パジャマ・Tシャツ・デニムにシューズ等々…    時にはタオルや絵本を組み合わせたりする。    【着るもの】は、コットンを中心に、肌触りが良く・ お家でお洗濯できる天然素材を選ぶようにしている。『子供用だから…』という感覚ではなく、できるだけ そのアイテム本来の体験ができるものにしている。

デニムらしいゴワっとした風合い。

貝ボタンがしっかり付いたシャツ。

革のレースアップブーツ。

着せるご家族達には時間が掛かり、間違いなく手間が掛かるアイテムばかり。

けれど着せられている方には、【着ることを吸収する】大切な時間とも言える。ボタンの留め方に紐の結び方、自分で着られるようになった時の達成感など、ちいさなお友達の中にも様々な感覚が広がっていく。

『色』について小さな頃の私と同じ願いを持っている お友達もいる。4歳の彼女は、自分に似合う"ピンク"との出会いを待ち望んでいる。

去年の夏はときめくピンクが見つからず、シックな色合いのリバティ柄を選んだ。

それはそれで気に入ってくれたのだが…私の中でも  ピンクの課題は残った。

そして今年になって、やっと見つけたピンクが    ステラ・マッカートニーのボーダーTシャツ。

エネルギッシュな色合いが重なったピンクは、    ローズ系。背中には小さなファスナーが付いている。

『これなら絶対大丈夫!!』と、即決した。

後日送られて来た写真には、ちょっとドヤ顔のピンクがとても似合っているお友達が写っていた。幼いながら、自分に似合っている!ということを実感できたよう。

喜んでもらえて、私もとても満たされた。

 

着ることは、食べることと同じように一生続く。

好きなものが増えたり、新しい発見があれば、    人生は、より豊かになっていく。

ちいさなお友達の【おしゃれの原風景】がどんな風に 育っていくのか?

これから先も見守っていきたいと思う。

 

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ファミリーミステリー

松飾りも取れる頃。

底冷えの京都らしい寒さが戻ってきた。

空気が澄み、星や月が本当にきれいに見える。

先日の満月の1日前の月は神秘的だった。

月の周りに月光の反射でか?二重にオーロラのような輪っかができて、見惚れてしまった。

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次の日曜19日は、大河ドラマ麒麟がくる】がスタートする。 今年の大河は明智光秀

戦国時代最大のミステリー『本能寺の変

光秀の人物像がどんな風に解釈されているのかが、  興味深々だ。

実は、母の実家は光秀ゆかりの土地。

12月のお墓参りの際、ドラマの放送を控えて

駅前は盛り上がっていた。

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こんな風に思わぬ人物が大河に抜擢されると、

不思議な話題が家族から出てくるのも

『京都人あるある』かもしれない。

誰それを"お助けした"

誰それもそれを"食べはった"とか、

なんらかのご縁から、名のあるお方をお迎えするような受け身で関わるお話しがほとんどのような気がする。

京都という場所は諸国の人々を受入れる事から、   古くからご縁を繋げて発展してきた。

母の里は、武家でも商家でもなく農家のはずだが…        折にふれ、ある疑問が親族から出るという。

それは、母の父:つまりは私の祖父の華道と茶道の腕前について。農家の出とは思えないほど、祖父はなかなかの趣味人だったようだ。

疑問そのニ。

『ご落胤』『世が世なら…』という言葉を、母から上の世代の人達が、小さな頃に親や祖父母から耳にした事があるという。

おぼろげな記憶らしく・誰が誰のご落胤で、どんな出来事があったのか?誰も真実を知らない。

この疑問そのニは、去年初めて知り、

『なにそれ…怖っ!』と思ってしまった。

確かに表の歴史以外の歴史はあるわけで、

光秀が脚光を浴びなければ、こんなことも

話題に上がらなかったと、本当に驚いた。

モヤモヤしたままだが、いつか親族の誰かが真実を探ってくれるのを待ちたいと思う。

昔、バイトで【与謝野晶子】さんのご子孫とご一緒した事があった。

少し上目使いのふとした表情が、教科書で見たお写真にとても良く似てらっしゃり、

『おばあさまに、良く似てらっしゃるね』と伝えたら、『よく言われるの』と返ってきた。

 

私は先祖に似ている部分はあるのだろうか?

 

生かされている事に感謝をしながら、今年も一年   頑張ろうと思った。

 

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初詣と福の神?!

明けて2020年元旦。雲は多いものの、お天気は上々。

毎年、初詣は元旦に決めている。

今年はいつもより早めの時間に、松尾大社に出掛けた。3時間程早く出掛けただけで、お正月の景色は全く違っていた。

嵐山の渡月橋を渡る時、剣道の『寒稽古』に遭遇!! ここでそんな風景を見るのは初めて。剣道部時代の頃を思い出し、車窓から懐かしく眺めた。

松尾大社に着くと、参道も山門もスカッと見通せて、清々しい。空やお山の景色が飛び込んできた。

混雑が無いせいか?境内の雰囲気も、なんだかほのぼのとしていた。参拝前の手水舎でも、お互いに譲り合っていたり…『そうそう!こんなんやった』と、昭和の頃の初詣が蘇ってきた。

古いお札やお守りをお返しして、参拝。

おみくじを引いて、新たなお札を頂く。

今年は友人のために【服酒守】も購入!

仕事で年中宴席が多い人なので、お酒からの健康管理と、お酒の力が上手に仕事に役立つようにという願いを込めてみた。

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松尾さんは、お酒の神様。醸造租神でいらっしゃる。 全国の酒蔵やお酒に携わる方々が参拝に来られる。  お守りも服酒守の他に【醸酒守】【販酒守】がある。

それぞれの立場にたってお守り下さる、優しい神様だ。

帰り道、露店で"すぐき"を売っているのを見つけた。上賀茂のおかあさん達が漬けられたホームメイド。  絶対に美味しいやつ。

すぐきも京都の冬の恵み。お漬物も京都名物だが有名処のものは、なかなかのお値段がする。京都人はお使い物は奮発するが…普段はこういう旬の露店やご近所の美味しい処のものが食卓に上がる。

母へのお土産に私も一つ買ってみた。

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乗りたいバスが見えた気がして、小走りにバス停へ。 バス停に着くと、笑顔のご老人から話し掛けられた。

『もうバスは来ますかな?』

『元旦から元気があって宜しいなぁ〜!』

あ"。お正月から走ってしまった!と、ちょっと恥ずかしくなりながら、おじいちゃまと少しお話しをした。 とても知的で上品な物腰の方で、ご近所にお住まいとのこと。なぜだかとても会話が弾んだ。

おみくじが末吉だったことや、酉年生まれのせいか? どうも私はいつもバタバタしてあきませんとか。

『私は、元気貰いましたけどなぁ〜』そんな風に仰って頂き、不思議と力が抜けて笑顔になれた。

同じバスに乗って、次の松尾さんの"どんど焼き"で またお会いできたら!と手を振られ、途中で降りて行かれた。

いつもより早い初詣。

あのご老人は、もしかして福の神?!

 

ちょっと嬉しくなりながら、和やかな良い御参りだったと、きれいな道端のさざんかを眺めた。

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