あてなるもの

大人京都人視点日々色々

Green Day

新緑が眩しいゴールデンウィーク

3年ぶりに大阪の友人が訪ねて来てくれた。

ゆっくり話せる場所を求めて向かったのは、

植物園!

京都府立植物園

遠足やデート、放課後の寄り道、授業の合間など、京都で暮らしている人達には、長い間お世話になっている大切な場所。

入場料は、温室観覧無しなら200円。

温室観覧付きでも、1コインでお釣りがでる。

敷地は広大。狭い京都の街中では、御所と並んで『公園』のような役割を果たしている。

広々としていて、グリーンに囲まれる。

東屋やベンチの感覚も十分に取られていて、

あまり人の気配も気にならない。

とにかくリラックスできる!

新緑を眺め"何もしない贅沢"を友人と楽しんだ。

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小腹が空いたので街中に戻り、おやつタイム。

大極殿 栖園】へ。

こちらも久々。『琥珀流し』が有名だが、

少し温かいものが欲しくて、おぜんざいとわらび餅のセットを注文。

今日は、全てが植物由来!

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リュックを背負って、ぷらぷらぷら。

大人の遠足は、思った以上に楽しいものだ。

 

 

 

 

育み、育まれ。

あっという間に桜も終わり、春本番

久々に髪を切りに行った。

色々バタバタ忙しく、2ヶ月ぶり。

いつもはサロンの1階で切ってもらうのだが、

珍しく2階に通された。

椅子に腰掛け一息ついた時、『あっ!』と

声を出してしまった。

鏡越しに見つけた、かわいい影。

私のちいさなお友達:Sちゃんが出迎えてくれた。

Sちゃんのママは、このサロンのスタイリスト。

新人時代からよく気が効き、メキメキと頭角を現した。頑張り屋の彼女は、二児のママと仕事を見事に両立し、私の孫世代:Sちゃん達と引き合わせてくれた。

20年以上も同じお店で髪を切っているからこそ、こんな奇跡にも遭遇できる。

この日は、かわいいお手紙をもらった!

久々に会ったSちゃんは、私のプレゼントした洋服達について熱く語り始めた。

お気に入りポイントや、今は妹ちゃんが着ていること・でも自分の方が似合っていたと思っていることなどなど。

思わず吹き出してしまうような楽しいお話ばかりだった。

感心したのは、それぞれの洋服達に『物語』が添えられていた事だ。

7歳になったばかりの彼女。

何を着てどんな気持ちだったか、いきいきと自分の言葉で語る姿に『ちょっと、ちょっと!Sちゃん天才かも?!』と、胸がザワザワした。

妻でも母でもない私にとって、孫とはこういうものなのか?と不思議な感覚を味合わせてもらった。

これからどんなおしゃれをするのか?

どんな女の子に成長するのか?

期待を裏切らず、

これからも私はSちゃんの"洒落ダチ"でいられるのか?

歳の差、46歳。

未来への楽しみと課題の中で、私ももっと成長できるよう、頑張ろうと思った。

育み、育まれる関係…この先も、ずっと続きますように。

 

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ワタシ文庫

日差しも暖かく、啓蟄

春を感じて、冬眠から目覚める頃。

新年度に向けてさらなる飛躍を目指してもらうため、一緒に働いているスタッフに本を貸すことになった。

私の『娘』と言ってもいいくらいの年回りの彼女…完結にポイントをおさえた説明をするのが、苦手。

そのため、報告・連絡も中途半端になりがち。

LINEのような短文は、羨ましいくらい発信できるのに、なぜか長文になると、しどろもどろ。

どう指導したらよいものか?と、上司からも相談され、まずは本でも読んでもらおうということになった。

読書習慣のない彼女に、抵抗なく読んでもらうために選んだのが、この2冊。

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元『暮らしの手帳』編集長:松浦弥太郎さんのご本。私が読んだのは数年前だが、今また書店のフレッシャーズコーナー的?な所に並んでいた。

ただ仕事の指南書ではなく、彼女には物事の本質を考える力を身に付けてもらいたいと思う。

ゴリゴリなビジネス書ではなく『やわらかもん』であるが…松浦さんの視座にヒントは溢れ、やさしい文章も読みやすい。

これなら直ぐに読めるはずと貸出した。

【○○○文庫】…私の名前を取って、学級文庫のような、売場文庫が始動した。

彼女の成長を期待しつつ、私も新しい本を読み始める。

春に向けて…

新たな気持ちで、意気揚々と進みましょ。

 

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今年は鬼なし?吉田の節分祭

今週のはてなブログのお題は、「鬼」

そして、今日は2月2日。

行ってきました!!今年も【吉田の節分祭】

節分の前日祭に行われる祭事が取り止めになっていたが…いつもの露店は、復活とのこと。

朝9時過ぎ。

昨夜から朝にかけて雪が降ったよう。

参道に残る雪と木々から溶けた雪の雫を眺めながら、お山へ登る。

露店もまだまだ準備モード。

『いや〜久しぶりやね〜!元気そうで良かった〜!!』  

嬉しそうな声の方へ歩いていくと、露店のお漬物のおばあちゃんと常連さんらしき方。

久々の再会に会話が弾む。

きっと露店ひとつひとつに、こんな光景があるのかもしれない。

清々しい空気が満ちる中、私はいつものように参拝し、いつもの授与品を頂く。

実は今年の節分祭は、早くから分散参拝を呼びかけられていた。節分祭にしか頂けない授与品も、1月半ばから2月末まで頂ける特別対応。

一見、日常を取り戻したような境内も、控えめな会話や譲り合いで、参拝者同士の距離も保たれている。神社さんの働きかけに加え、感染防止の下地がみんなで作れたからこそ、『いつもの』参拝が叶っているのだと思う。

そんな気概は、今年のポスターにも。

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これまでの赤や緑の鬼さん達の姿はなく、火の粉が飛び・燃え盛る炎に、シュンっ!!と伸びた矛。

お祭り感は消え、切なるものを感じるポスター。

『コロナ、ええ加減にしよしっ!!』と、檄が飛ぶ…私にはそんな風にも見えてくる。

今年の節分祭。

オミクロンにも決して振り回されず、自分達の日常は自分達で守っていく。そんな京都人の静かな闘志とプライドを強く感じた。

きっと来年こそは、ポスターにも賑やかな鬼さんが戻ってくれますように。

鬼なし節分祭…

京都人のお腹の中では"鬼の形相 "で、コロナ退散!!を願っていることだろう。

 

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聖なる激励

はてなブログ今週のお題「わたしの実家」

新年も明けて、もう七草粥

私の職場:百貨店の忙しさも、一段落。

休憩時間に『そうそう!』と、2月に渡すバースデーカード・去年用意し忘れたカレンダーを探すことにした。

文房具売場の一角で、SALEになっているカレンダー達。半額になって、ちょっと雑に並べられ気の毒な扱いになっているカレンダー。とりあえず実用的な物をと探していると…突然、涙が出そうになるほど、懐かしい物を見つけた!!

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私が中学生の頃に大好きだった

【OSAMU GOODS】のカレンダー!!

遡ること40年前。

私の実家には『原田治先生』のグッズが溢れていた。新学期にはノートやペンケースなど、全てOSAMUシリーズで揃えた。

食器棚にはマグカップ。同じ柄が2コずつ、箱から出していない分を合わせると計8個…全て友人達が誕生日プレゼントとして贈ってくれた。私は小さな頃からキャラクター的なものには執着のない子供だったが、原田先生のおしゃれで洗練された画風に出会ってから、一気にファンになった。自分で揃えたり、頂き物だったり…中学から高校まで、お弁当箱・ハンカチ、果てはパンツまでもOSAMU GOODSだった。

大学生になった時、偶然原田先生に師事されていた4歳年上の美大生の出会う。

彼の影響で実家の私の本棚にはジャズのCDと雑誌【illustration】が並んだ。

就職してから、独り暮しを始めた私。

時々実家に帰ってはいたが…家族がそれぞれの生き方を選んだことで、実家は20年程前に手放してしまった。

実家の事を思い出す事もなかったが、このカレンダーに出会ったことで、一気にあの頃に引き戻された。

まるで、ディケンズの"クリスマスキャロル"のような不思議な感覚。

家に帰って、引き出しをゴソゴソ。

実家から連れてきていたスプーンとポーチを発見!! とても愛おしく思った。

はてなのお題のタイムリーさにも驚きながら、実家に想いを馳せる。

1月7日、半額のカレンダーは税込770円!

7・7・7のラッキーセブンにまだ○が付く、上等極まりない縁起の良さ。

『今年もしっかり、おきばりやす!』と、時空を超えた何処か遠くからの、ありがたい激励のように思えた。

 

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壬寅(みずのえとら)

小晦・大晦日と吹雪の中、年が明けた。

お正月から雪でこけたら、かなん!かなん!と

今年の初詣は、ちょっと遅め。

午前10時半。

"松尾さん"に着いた頃、元旦らしい晴れやかな良いお天気になった。

今年は寅年、干支は壬寅。

壬(みずのえ)は、

『新たな活動への機を伺い、潜在能力を高める時期との意を示す。そして、新しい生命が生まれようとする状態の中、自らだけでなく、周りも潤わせていく』とされている。

寅(とら)は、万物が伸び広がる事を意味し、

『躍動・顕現の吉祥に満ちる』とされている。

松尾大社がお酒の神様であることは有名だが、

【四神相応 西方守護 白虎】のお役を務めるお社、京都の西の守護神様でもある。

一年間お守り頂いたお札をお返し、いつものように参拝を済ませ、授与品を頂く。

今年は、"干支枡"と"白虎水琴鈴"も頂く事に。

たくさんの枡の中から、お気に入りを探す。

私のチョイスは勢いよりも、福々しさ!

愛嬌のある、優しい丸みのある字体の枡を選んでみた。

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鈴は水琴窟の音色。

軽やかで、みずみずしい音色が響く。

心の奥にスーッと沁みる。

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去年より、境内には人も笑顔も増えていた。

話し声や笑い声…音や活気が戻ってきた。

続くコロナ禍でも新年への願いや期待が伝わってくるようで、なんだか嬉しくなった。

 

2022年 任寅…

まっさらな気持ちで、しっかりと機を見据え、

力を溜めて飛躍を目指す。

トラのように縦横無尽に駆け回る…

望みは高く・ULTRA (ウル "トラ " )でいこう!

 

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お世話の環

ホワイトクリスマスが期待できそうな、今年の冬。

ちょっと早めのクリスマスプレゼントが届いた!!

先月突然、

『この二年、コロナの事で本当にお世話になったから、何か御礼がしたい』という申し出を頂いた。

初めての緊急事態宣言下。

その時々で出来る事をしただけの私。

大した事はしていないので丁重にお断りをしたのだが…感謝しかないと涙ぐまれ、気になって年が越せないと押しきられてしまった。

それなら、お正月用に何か美味しい物でも送って頂ければとお願いすると…

『好きな宝飾品を選んで欲しい』と言われ、仰天した!!

以前のブログで"ダイヤのピアス"について、書いた事があったが…宝飾品の提案は、どうやらそこからきたらしい。

そんな高価なものを頂けるはずは無く・すったもんだの押し問答になった後、アクセサリーという着地で、受ける事になった。

せっかくのご厚意、私なりになんとしても良い買物をしたい!と気合を入れて選ぶ事にした。

思い付いたのが、あのダイヤのピアスを買ったメーカーさん。色々商品を見せて頂き、すてきなリングを見つけた。

手持ちのリングを持ち込んで重ねてみたり、サイズを細かく検討した結果、一からリングを作って頂く事になった。並々ならぬ私の気合が通じたのか?!なんと、価格もかなり頑張って頂き、私の思う予算内に収まってしまった!

1ヶ月のオーダー期間を経て、手元に届いたのが、こちら。

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まっさらな、私のためだけのリング。

贈り主のお気持ちと、何かを察して下さったメーカーさんのお計らいによるコラボ。

ここには、優しいきれいな気持ちだけしか詰まっていない。

大切な宝物ができた!

今回のリングは、私にとっては"賞状"でもある。

厳かで、ちょっと誇らしい。

リングを眺めるたびに

『こんな私でも何かしら誰かを元気づけられたのかも』と、力が湧いてきた。

 

お世話の環 (リング)  

2022年も、感謝を忘れず・自分らしく頑張って行こうと思う。

 

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